niime 百科
Encyclopedia of niime
niime年越し対談
玉木&酒井による、原点回帰宣言。
〈前半〉
niime’s crossing into a new year talk
back to the beginning announcement by Tamaki & Sakai
〈part 1〉
玉木&酒井による、原点回帰宣言。
〈前半〉
back to the beginning announcement by Tamaki & Sakai
〈part 1〉
2019 . 12 . 15
ブランドが成長するに従い、思考と実験を様々に繰り返した日々を経て、tamaki niimeとしての「原点」に戻った玉木と酒井。新しい一年・新たなサイクルの始まりに向けて時間制限無視、ぶっちゃけで語り尽くした対談の模様を、前後半・年越しで、余すところなくお届けします!
玉木「最近“事件”があってんな?」
酒井「何があったん?」
玉木「…。あのねあのね。」
― 嬉しい事件みたいですね。
玉木「そうそう。初子さんと酒井と私とで会議をして、ショールでいこうと決めた喫茶店があって。」
酒井「母と3人で。」
― 昔は3人体制でしたものね。
玉木「そこで私、ショールでいこうと思うねん、って相談したの。それで、「ええやん。」って言うてんな?」
酒井「うん。」
玉木「で、ショールに絞ったんですよ。それが私たちにとってのターニングポイントになったんやな?」
酒井「うん、完全にターニングポイントやったな。」
玉木「そこでスイッチが入って私たちはズバーッと成長を遂げることが出来たんですけど、先日そこの喫茶店に…何年ぶり?」
酒井「8年ぶりくらいじゃない?9年か。」
玉木「10年弱くらいぶりでそこへ行って、お店が全く変わらずそこに存在し続けてることに感銘を受けつつ、2度目の会議をやったの。今度はふたりで!」
― おおっと。また時代が変わるのかも。
玉木「“ネクストtamaki niime”はこれからどこへ向かうか?どうするべきなのか?を会議してんな?」
酒井「うん。」
玉木「その内容は?どんな話になった?」
酒井「憶えてない。」
玉木「エーッッ!!??」
酒井「言われたら思い出す。」
玉木「原点に戻ろう!って話になったやんッ??」
酒井「原点回帰やな。」
玉木「あの当時の、たった3人だった頃の若さとかハングリーさとか、情熱だったりとかに比べると、やっぱり今の私たちはヌルいよね、と。」
― …そうなんですね?
玉木「極端に言えばなんか、ただ進んでる船に乗ってるだけだし、全部が把握出来てて…あの頃のアドベンチャー、冒険ってゆう感覚は一切無くなっちゃってる自分たちがいて。何でも出来るんだけど…テンションとしては、してもしなくてもまぁどっちでもいいか、みたいな。わかる?」
― それは玉木さんと酒井さんふたりが、ということですか?
玉木「そう、私たちが。スタッフ皆んなは関係なく、私たちふたりがいち個人として、あの時の情熱はいずこへ?みたいな感じ。…それはもちろん年齢的なこともあるだろうし。」
― 若い頃とは変わってきてると。
玉木「私にとっては、その原因がヴィーガンであることだってわかったの!」
― はぁっ!?
玉木「あんまりにもシンドくって、ここ最近。」
― それは…
玉木「体調が。いや別に病気なわけじゃなくて。寝込むほどじゃないんだけど、生きる気力がなくなってきて。」
― …それは深刻ですね。
玉木「でしょう?疲れてるというかバランスが悪かったんだろうね。ヴィーガンになってそろそろ3年になるから、足りないところが出てきて多分身体が悲鳴を上げてきてるところがあって。それはヴィーガンになった時に周囲から言われたことだから、こうゆうことなのかという実感はあるんですよ。」
― こんな風な状態になるかもと…
玉木「というのは言われてはいて、自分ではそうなるとは思ってなかったんだけど、結果そうなってきてる自分がいて、思考が植物さんに近づいてゆく…。」
― 動物性のものを摂ってないから?
玉木「そうなの!“実験”の結果、それが実感で、答えで。」
― はい。
玉木「かと言って、お肉をいただくというのは身体的にすぐには無理なので、ニワトリさんの美味しい卵をいただいたの、こないだ。それもインスタントラーメンで。」
酒井「塩ラーメンやな。」
玉木「塩ラーメンに卵を入れるという、大学時代によく作ってたのを久しぶりに無性に食べたくなって。その、「原点回帰」の話になったから、昔私たちは情熱があったと。じゃ、なぜなくなったのかというと、人間は食べもので出来てるから食生活が関係してる。元気がないのももしかしたら食事のせいかもしれないと思って、若い頃に食べてたものに想いを馳せたというのもあり、一度自分で作って食べてみようと、久しぶりに自分で料理して食べたんやな?塩ラーメンくらいしか作れないんですけど(笑)。」
― (笑)。
玉木「それで作って食べたら、…やばい。わかる?ドラゴンボールの悟空の「身勝手の極意」とまではいかないけど、スーパーサイヤ人になるみたいなエネルギーがブォン!って来た。卵をいただくことで。」
― おおっ…。
玉木「明らかに違う。朝起きた時に。」
― 酒井さん立ち会ってたんですか、その現場に?
酒井「僕的に客観的な実感はないんですけど、多分玉木の、自分の中ではあったんやと思いますよ。」
― 外見上はあまり変わってない?
玉木「髪の毛ないからさ、悟空みたいにボワッて立たないけど。」
― 炎が出るみたいにはならなかったと(笑)。
玉木「内面的には思考が変わった。」
― はぁ〜。
玉木「すっごく保守的になってたのよ、ここ何年か。あれはダメ、これはダメ、わかります?お肉ダメって決めた段階から、“善”か“悪”かになるじゃない?」
― う〜ん…。
玉木「しちゃいけないしちゃいけないと自分に刷り込まないといけないから、なんでもやりたいやりたいと思ってきた人間が、しちゃいけないことを列挙し始めると、マイナス思考になるのよ。」
― う〜ん、なるほど…。
玉木「ヤバイ、と思って。で、卵いただいた時に、いただくことが“悪”なわけじゃなくて、ちゃんと感謝していただけば、それはエネルギーになるし、でも、いずれにせよ命をいただくんだったら…元気に育った動物のものをいただいた方がこちらも元気になれるというところから考えると、どんな肉でもいいわけじゃないと思うし…。今の私の暮らしの中であれもダメこれもダメ、あれもこれもイヤと否定を繰り返してると、挙げ句の果てにビジネスも嫌になっちゃうねん。」
― ネガティブに…
玉木「なるの!」
― 動物性の食を摂らなかったことで、玉木さんの場合、良い意味でのアグレッシブさが減退したということでしょうか。
玉木「ギラギラしなくなる。」
― やっぱり“植物的”になると。動かなくなったりとか。
玉木「そうなの!守りに入るし、攻めずにジッと耐える方になっちゃう。」
― 受け身になっちゃう。
玉木「だからビジネススタイルもそうなるの。リスクを冒すくらいならやらずに動くな、みたいな。昔だったら楽しそうだからやってみよう!とか言ってたくせに。私変わった、とハタと気がついて。だからこれまで私が選んできたジャッジが何か間違えてるかもしれない、ここらでちょっと軌道修正が必要かもと喫茶店での会議で私の中で気づきがあって、卵をいただいてみた、あ、確かに自分が変わったと感じた、それともうひとつ、一番…これ私がずっとしゃべってるけど、いいの?」
酒井「いいよ。」
玉木「どうしよう、たくさんいっぱい言いたいことあるから…食生活についての意識が変わりました、それがひとつでしょ、で、ニワトリさんを飼うことにしてん。」
― 良いじゃないですか。
酒井「うん。」
玉木「水牛も飼いたいんやけどな。黒シリーズで揃えてリモちゃん(※トイ・プードル。玉木の愛犬)の家族を増やそうと思って。」
― 黒シリーズ?
玉木「黒いニワトリを飼おうと思って。」
酒井「烏骨鶏(ウコッケイ)やな。」
― 酒井さんけっこう動物って得意なんじゃないですか?
酒井「僕、鳥ダメですね。」
― ニワトリ飼うのに?
酒井「牛もダメです。」
― …。
酒井「リモちゃんは大丈夫です。」
― (笑)。
玉木「(酒井を横目に)ほとんどダメなんすよ。」
酒井「インコも大丈夫。」
― 鳥ですけど。
酒井「ハムスターも大丈夫。」
玉木「いけるやん。」
― 小動物系は大丈夫なんですね。
酒井「大丈夫です。おっきくなるとちょっと苦手かな。あとニワトリはちょっと…あ、でもウコッケイはカワイイなぁ、めっちゃ。」
玉木「(ポツリと)別に好みは訊いてませんよ。」
酒井「…それでなんなん?活力が無くなってたのが活力がみなぎってというところから。」
― そう、それでもうひとつ話しておきたいことがあると。
玉木「あのね、もともと8万5千円くらいの月給の生活だったんですよ、私たち。」
酒井「もとは2万4千円。」
玉木「もっと安かった?この人、外注で2万4千円という時期もあったの。ショール開発してブレイクする直前まで8万5千円の生活送ってたやんか?」
酒井「うん。」
玉木「だから、正味8万5千円でも生きれるんですよ。」
酒井「普通に生活出来るよ、8万5千円でも。」
玉木「自営業でやりたいことやるための期間限定の暮らし方としては、生きてはいける。」
― 修行時代として。“雌伏の時”というか。
玉木「そんな時代を私たち何年か送ってたけど、無茶楽しかったんですよ。毎日がハラハラドキドキ、ある意味デンジャーだけど、すごく生きてる実感があったのね。」
― はい。
玉木「それがやっぱり背負うものが増えてきて、個じゃなくて仲間ってなった時に、ちゃんとしなきゃ、とか、異常にその責任感が勝っちゃって。多分親になるってこういうことなのかなという気もしたり。守るべきものを守るという責任の意識がヴィーガンになるという選択も合わさって更に助長されちゃって。」
― う〜ん…。
玉木「ちゃんと会社を繁栄させていかなければいけないみたいな、“義務”になっちゃって、愉しむことよりも、せねばせねば、が勝ってきた結果、おもんなくなってきてん。」
― 責任感や義務感が自分自身を縛り付けてたと。
玉木「それは酒井も私も。結果、会社としてもブランドとしてもおもんなくなってた。ああ最悪や、って話になってんな?」
酒井「う〜ん…。」
― 面白くなくなってきた、という感じはハタ目にはないですけど…。」
酒井「自分の中でやろ?」
玉木「ごめんなさい、私の中で、tamaki niimeをもっともっと面白くしたいという願望と、いやでもしっかり地に足を付けて歩かなきゃいけないという“大人”の自分との、脳内の闘いというか。」
― 頭の中が揺れてたわけですね。
玉木「だからもっと面白く出来るアイデアは出てくるのに、全部消して、結局やらないという選択肢をけっこう選んで来たんやな?」
酒井「あったな。」
玉木「多数決して皆んなの賛同を得られないから止めるとか。」
酒井「多数決ってホントクソよな。」
玉木「以前は私たち2人が面白いと思ったことはゴーするってゆうのがやり方やったけど、今は現場にいないから、多数決でじわじわつまらない方向に行きがちで、想定内のことでしか動かない会社になっちゃってるという現実がある、でもそれを早く打破したくて、もがき始めたんですよ、最近。じゃ、何ができる?ってふたりで面白がって色んなことをスタッフに提案して、無茶振りしてやらせる(笑)ってゆうのを最近楽しんでやってるんですけど。」
― 酒井さん見ててもここしばらくどこかつまらなさそうにされてる感がありましたね。
玉木「おもんなさそうだったでしょ?」
― 実際、おもんないと言ってましたし。
酒井「うん。」
玉木「でもちょっと変わってんな?会議して。」
酒井「燃え尽き症候群的な感じがありましたね。なんか、無気力というか。」
― そうだったんですね。
酒井「なんか、カネじゃないんすよね。かつての所得からすれば10倍以上にはなってるんですけど、それも違うくて。その当時、8万5千円だろうが2万4千円だろうが、お金じゃなくて、只々やることがもう、楽しくてしょうがなかったんですよ。それがここ最近違うかったよな?」
〈続く〉
原点回帰した玉木と酒井が2020年に向けて語り尽くす年越し対談、新年元旦の〈後半〉をどうぞお楽しみに。
正月3日から5日まで、装いも新たに開催されるtamaki niimeの新年会イベント「めでたま」の紹介もあります!
書き人越川誠司
As the company has grown, Tamaki and Sakai have spent days going through repeating pondering and experimenting. And their minds have set up at their original starting point what “niime tamaki” belongs. For a new year; the beginning of the new cycle, we will send you a very open honesty talk without time limit holding at the end of a year and a new beginning year as part 1 and 2.
- Tamaki
- We had an incident recently, didn’t we?
- Sakai
- What did we have?
- Tamaki
- Well, you know.
——Sounds like you had something fun.
- Tamaki
- Yeah, there is a coffee shop where Hatsuko, Sakai and I had a talk and decided to go for making shawls.
- Sakai
- Yes, three of us, including my mother.
——You used to work as three of you.
- Tamaki
- There, I suggested we should go for shawls, and you agreed with it.
- Sakai
- Yeah.
- Tamaki
- That’s how we focused on the single of shawls. That became our turning point.
- Sakai
- Yeah, it was absolutely our turning point.
- Tamaki
- That idea made us get into the zone to grow us. The other day, we went to the coffee shop, after how many years, I wonder?
- Sakai
- I think it’s been about eight or nine years.
- Tamaki
- We went there after a little less than ten years. And we were surprised that the shop was still there with nothing has changed. We had a second meeting with two of us at that time.
——Wait a minute! You may bring a new era again for your company.
- Tamaki
- We discussed where the future “niime tamaki” heads for.
- Sakai
- Yeah.
- Tamaki
- What did we talk about?
- Sakai
- I don’t remember.
- Tamaki
- What??
- Sakai
- I will remember if you tell me.
- Tamaki
- We talked we should go back to our original starting point, didn’t we?
- Sakai
- We need returning to our basics.
- Tamaki
- Comparing ourselves to the time when we had only three of us, we were more hungry for spirits and passions. We are feeling halfhearted now.
——Is that so?
- Tamaki
- Extremely saying, we are just on a ship going on. We already figure out what we should do. We don’t have any adventures at all. We can do anything, but we don’t have any particular feeling. We can do whatever we want, but we don’t care if we should challenge or not. Do you know what I mean?
—-Do you mean both Mr Sakai and Ms Tamaki feel that way?
- Tamaki
- That’s right. It’s nothing about our staff. I wonder where our passions are that we two used to have. Our ages may relate to how we feel now.
—-You think you had changed yourself from when you were young?
- Tamaki
- I noticed one of the reasons is that I have become a vegan.
—-What?
- Tamaki
- I feel so exhausted lately.
——Which means…?
- Tamaki
- I’m not in good condition. Well, I’m not sick. I don’t have to lay in bed, but I am not energetic.
——That’s very serious, isn’t it?
- Tamaki
- Yeah. I’m tired and unbalanced. Since I’ve been a vegan for three years, my body may have been feeling limits for missing nutrients. When I became a vegan, I was suggested by people around me that it would happen. Now I understand what they said.
——You were predicted how your body condition might become.
- Tamaki
- Even though I have been told, I didn’t believe I would become like this. Eventually, I have become like this, and my thoughts are becoming more like veggies.
——Because you haven’t had meat?
- Tamaki
- I think so. That’s the result of my experiment. My feelings and answer.
——I see.
- Tamaki
- However, I should not eat meat physically yet. So, I ate a delicious egg in instant ramen noodles the other day.
- Sakai
- It was salt flavoured noodle, wasn’t it?
- Tamaki
- I craved for eggs in salt flavoured ramen noodles which I often made in college. We talked about returning to basics and connecting to how passionate we were before. Then, why did we lose our passions? It is because we humans are made by foods we eat, relating to our food lifestyle. I thought losing energy may be caused by my meals, and I thought of the foods from my days when I was young. And I tried to cook one by myself and ate it after a long time. I could only make simple cooking of salt flavoured ramen noodles. (laugh)
——( laugh)
- Tamaki
- I cooked and ate it, and it’s fantastic! Guess what? I don’t say you could be a Goku being at Ultra Instinct but could be a Super Saiyan having immense energy by eating eggs.
—-Wow!
- Tamaki
- I feel distinctly different when I wake up in the morning.
——Was Mr Sakai there at that moment?
- Sakai
- I can’t see her difference objectively, but she had it in herself.
——She doesn’t look differently?
- Tamaki
- Because she has no hair, her hair doesn’t stand up like Goku.
——Flames didn’t come out around her? (laugh)
- Tamaki
- My thoughts got changed internally.
——Oh, yeah?
- Tamaki
- I had been very conservative in the last few years. I restricted this and that. Do you understand what I mean? Everything had to be either good or bad since I made up my mind that meat was no good for me.
——Ummm.
- Tamaki
- I had to teach myself that I shouldn’t do this and that. I am the type of person who wants to try anything, though. As I start counting forbidden things, I began to have more negative thoughts.
- Tamaki
- Oh, I see.
- Tamaki
- I thought it was dangerous. As we eat eggs, eating them is not bad at all, if we eat thankfully, it will give us energy. Anyway, if we eat the lives of animals, if those animals were raised healthy, we could gain health. In that logic, I don’t think any meat is ok. In my life now, if I list up the things I reject repeatedly, I would end up hating my business after all.
——You would become negative…
- Tamaki
- Yes, I would!
——You mean, by not taking animal food products, you lost aggressiveness in proper meaning in your case, Ms Tamaki?
- Tamaki
- I have become lacking in spirit.
——You become vegetal. Like, you prefer a less active role.
- Tamaki
- That’s right. I get more conservative, choosing safety without challenges.
——You become more defensive?
- Tamaki
- Yes. You could say that with my business style, too. If I had to take risks, I would rather not to challenge. I used to say that I would give it a try because it looked interesting. I found that I have changed. So I thought my judgement may have been wrong and noticed I need correction during our meeting at the coffee shop. That’s how I tried to eat eggs and noticed I could feel the difference in me. And one more thing…is it ok for you if I keep talking?
- Sakai
- It’s ok.
- Tamaki
- What should I do? I have many things to say…the first thing is my food recognition has changed, and I decided to keep chickens.
——It is good, isn’t it?
- Sakai
- Yeah.
- Tamaki
- I wish to keep water buffalos. In collecting black series, I want to add Limo-chan’s (* Toy poodle. Tamaki’s pet) family.
——Black series?
- Tamaki
- I want to keep black chickens.
- Sakai
- It is Crow bone chicken, isn’t it?
——Mr. Sakai, you like animals, don’t you?
- Sakai
- I don’t like birds.
——But you could keep chickens.
- Sakai
- I don’t like cows, either.
——……..
- Sakai
- I like Limo-chan.
—— ( laugh)
- Tamaki
- (looking at Sakai) He doesn’t like most animals.
- Sakai
- I also like Parakeets.
—-It is a kind of bird.
- Sakai
- I like hamsters, too.
- Tamaki
- You are ok with many animals.
——You are ok with small ones, aren’t you?
- Sakai
- Yes, I am. When they become larger, I don’t like them. And I don’t care for chickens much…but I like Crow bone chickens, they are cute.
- Tamaki
- I’m not asking your preferences.
- Sakai
- Yeah, and what is it? …you said you once were very weak, but later you gained so much energy.
——And is there one more thing you need to talk about?
- Tamaki
- You know what? We lived with an income of about 85,000 yen ($800) a month.
- Sakai
- It was 24,000 yen before that.
- Tamaki
- Yeah, his salary was much less. We had time to live with 24,000 yen earning by making orders from customers. Until breaking through inventing shawls, we lived with 85,000 yen earnings.
- Sakai
- Yeah.
- Tamaki
- So we could make a living with 85,000 yen.
- Sakai
- There is no problem to make a living with 85,000 yen.
- Tamaki
- You could live with that for a limited time until you set up a self-employed business.
—-As the training period, it is the “time to wait for success” while you learn how to do your business.
- Tamaki
- While we had spent some such years, we really enjoyed ourselves. Having risks in a sense, we were nervous about living each day, but we had felt alive.
——I see.
- Tamaki
- However, since we have been carrying so many duties, we became an organization, not individuals, we had to have so much responsibilities to deal with. I thought being parents must have been feeling like this. My awareness of responsibility for protecting my company led me to choose to be a vegan.
——Ummm…
- Tamaki
- The awareness that we have to prosper the company put on our shoulders as a “heavy-duty”. As a result of winning of responsibility awareness, we couldn’t enjoy ourselves.
——Your responsibility and sense of duty, bound yourselves.
- Tamaki
- Not just me. Sakai as well. As a result, we’ve lost an appealing quality about being the company and brand. Oh, it’s awful…that’s what we were talking about.
- Sakai
- Yeah…
——I don’t think your company has lost an appealing quality (from outside).
- Sakai
- I think you feel it inside of yourself?
- Tamaki
- I am sorry, that’s in my head. I struggled in myself between having a desire to make “tamaki niime” enjoyable and my ideal to have a business that’s grounded.
——You had mixed feelings in yourself.
- Tamaki
- That’s why even though we had many more exciting ideas came up, we denied them and ended up not doing them.
- Sakai
- Yeah, we had.
- Tamaki
- We stopped many things because we couldn’t agree with the staff.
- Sakai
- Majority decision system is crap.
- Tamaki
- We used to try anything that seemed to be interesting, but now, we are not in the factory at present. Going through the majority decision system tends to let us go to uninteresting directions. Realistically it makes the company move to limit expected ideas. That’s why we have started struggling to break through the issue recently. So what can you do? We’ve been asking our staff to make things interesting. We thought about what they could do, and forcing them to do it amusingly. (laugh)
——I could tell Mr Sakai was not happy for a while.
- Tamaki
- He looked unhappy, you know?
——Actually, you told me you were not excited.
- Sakai
- Yeah.
- Tamaki
- But you have changed a little after the meeting.
- Sakai
- I felt like having a symptom of burning out, being lethargic.
——Is that so?!
- Sakai
- It is not a matter of money. Our income now is more than ten times our first income, which fact doesn’t make anything meaningful. The profit of 85,000 yen or 24,000 yen was not the matter, and we were just so excited to have this business, that was very different from how we are at present.
Please look forward to the last half of a new year talk for aiming at 2020 by Tamaki and Sakai, whose minds are set at the original place.
They will introduce a new year event “Medetama” held newly on the third to the fifth of January.
Original Japanese text by Seiji Koshikawa.
English translation by Adam & Michiko Whipple.